EAUに参加して
H29年3月25日~3月29日ロンドンでのannual EAU congressに参加してきました。出発の直前にロンドン市内で不幸な事件が起こってしまったこともあり、出発を躊躇してしまいましたが、先に現地に到着していた鈴木教授からの連絡もあり安心して渡英するこができました。
会場となったExcel Londonはロンドンの市街の東に位置し、中心地からは地下鉄で40-50分程度かかる距離でした。
学会会場では自分が取り組んでいるロボット支援下手術に関する報告などを中心に聴講しました。
前立腺癌に関しては術式はさることながら、high risk症例に対するリンパ節郭清に関してその意義やどの範囲まで行うのか、もしくはインドシアニングリーンを用いたセンチネルリンパ節の同定及び郭清の併用により郭清範囲をより個々に応じたものにできないかといったことが議論されていました。
またLive Surgeryのsessionもあり、ロボット支援下腎部分切除術及び腎尿管全摘術が行われていました。一方は繊細な手術手技でもありつつ、非常に短時間で安全に手術を終えていました。
今回は大学の同級生がロンドンに在住しており、ここで話ができたことも非常に有益でした。
ロンドン滞在中は時差ボケが治らず、毎日午前3-4時に目が覚めてしまい、逆にこれを利用して早朝ランニングを楽しみました。Hyde Parkはランニングやサイクリング、また乗馬(?)に適した広々とした綺麗な、手入れの行き届いた公園でした。
文責:周東孝浩