

平成29年6月23日(金)24日(土)に、群馬大学医学部同窓会館「刀城会館」にて、第18回ホルモンと癌研究会を開催いたしました(会長;鈴木教授)。ホルモンと癌研究会は、ホルモン依存性癌を扱う臨床家ならびに基礎研究者が一同に会して議論する研究会で、診療科の垣根を超えて、ディスカッションが行われました。講演では、「がんの可塑性から迫る去勢抵抗性前立腺癌に対する新規治療戦略」演者:大家基嗣先生(慶應義塾大学泌尿器科)「乳癌の内分泌療法の変遷と今後の展望」演者:堀口淳先生(国際医療福祉大学)「神経内分泌腫瘍(NEN) におけるソマトスタチン受容体(SSTR)―前立腺癌における神経内分泌分化とその意義―」演者:笹野公伸先生(東北大学病理診断学)「泌尿器科系神経内分泌腫瘍の診断と治療」演者:溝上敦先生(金沢大学泌尿器科)「前立腺がん患者のホルモン療法に伴う骨のマネジメントについて」演者:宮澤慶行先生(群馬大学泌尿器科)「乳がん患者のホルモン療法による骨密度の変化」演者:柳田康弘先生(群馬県立がんセンター乳腺科)「前立腺癌治療の変遷とこれからの展望」演者:井口太郎先生(大阪市立大学泌尿器科)と、各分野の第一人者の先生方より、ご講演いただき、またワークショップも7題の応募をいただき、どれもレベルの高い演題で、大変勉強になりました。個人的には、これまで大学院自体から取り組んでいる、「前立腺癌と脂質代謝」との関係につき講演する機会をいただきました。また初日の夜に、懇親会をイタリア食堂チネマ(群馬大学医学部附属病院内1F)にて行ったのですが、 群馬大学医学部 Flow Orchestraの方々に演奏いただき、大変雰囲気の良い会となりました。最後になりますが、非常に多くの方にご参加いただき、有意義な研究会となりました。これもご参加いただいた方々、共催いただいた方々によるものと、心から感謝いたしております。ありがとうございました。
事務局;関根芳岳