2019年4月18~21日に名古屋国際会議場で開催された第107回日本泌尿器科学会総会に参加してきました。
総会初日は前日まで降っていた雨も止み、太陽が照り付ける汗ばむ陽気となりました。
最初に、関根先生が発表する前立腺がん基礎の総会賞ポスターセッションを聴講しました。
質疑応答では鋭い質問が飛び交い緊張感のあるセッションでした。
その後は日常診療で診療する機会の多い膀胱機能に関するセッションへ主に参加しました。
改めて感じたのは過活動膀胱や低活動膀胱に対する行動療法の重要性です。間質性膀胱炎に対してもいくつもの行動療法が提示されており、安易に投薬を開始するのではなく患者に治療参加を促す必要性を感じました。
保存的治療の他に仙骨神経刺激療法や磁気刺激療法といった、私にとっては経験のない神経変調療法についても詳細に聴くことができ、大変勉強になりました。
余談にはなりますが、総会に先立ち開催された駅伝大会のイベントへ参加させていただきました。
早朝に開催されるため始発もまだない朝5時に、名古屋駅近くのホテルから会場まで5km余りの道のりをランニングして向かいました。
受付を済ませ、会長の挨拶の後、会場周囲の3周(計4.8km)のコースを3人で走りました。
私が大学に入局した最初のチームの上司である中山先生、尊敬する大先輩の羽鳥先生とたすきを繋げたことがとても嬉しかったです。
結果は惜しくも2位と悔しさの残る結果となりましたが、個人的に区間賞を獲得し立派な賞状と副賞をいただくことができました。
自身は仕事のため参加できませんでしたが、懇親会で表彰式が行われ羽鳥先生に登壇していただきました。
懇親会では引き続き、落花生の殻剥きコンテストも催され大いに盛り上がったようです。
医局から参加した2チームは残念ながら予選落ちとなったようですが、岡先生、澤田先生らが必死で殻を剥くシュールな写真を掲載しておきます。
5年連続5度目の総会参加となりましたが、泌尿器科領域のトレンドを感じるとともに会員との懇親を深めることができました。
来る9月の専門医試験に向けてモチベーションが高めていこうと思います。
文責:大澤 英史