11月21日より開催された第33回泌尿器内視鏡学会に参加してきました。
腹腔鏡手術やロボット手術を主に行っていることから、この学会については毎年参加して勉強させてもらっています。
やはりロボット手術に関係したシンポジウムや演題が多く、今の泌尿器科の状況を反映しているように感じました。中でも2018年より保険収載された膀胱全摘除術に関しての話題も多く、特に尿路変更について、すべて腹腔内で施行するECUDがよく取り上げられていたようです。
もちろんロボットに限らず、通常の腹腔鏡手術や、尿路内視鏡手術についての演題も多く、結石治療などは、普段それ程行っていないこともあり、デバイスの進歩など新鮮に拝聴しました。
ロボットの新技術に関しては、TULの軟性尿管鏡をロボット操作するというのがなかなか面白かったですね。確かに思い通りに動かすのは体勢としても、技術的にもなかなか難しいので。
今回の会場は京都国際会館でした。秋の京都、紅葉も見ごろで、学会前の時間で永観堂を散策しましたが、紅葉がきれいに色づいておりました。
また懇親会の企画としてウロロジスト川柳の募集があり、表彰が行われ、当科の大津先生が優秀作品に選ばれました(写真は代理で表彰の宮澤先生です[優秀作品まであと一歩でした])。
また研鑽を積み、来年の泌尿器内視鏡学会に参加したいと思います。
文責:野村 昌史