
[Balk教授と] [ハーバード大学正門] [ハーバード大学構内で]
新井誠二先生の留学ラボ訪問報告
ASCOにつづき、2015年6月3日に米国ボストンにあるBeth Israel Deaconess Medical Center, Steve Balk教授研究室を訪問しました。教室の新井誠二先生が昨年の8月から留学しているラボです。8:30頃研究室に着き、Balk教授と約1時間半のミーティングで、現在の去勢抵抗性前立腺癌、進行性前立腺癌、グリーソンパターン3から4への進展メカニズムなど、Balk教授の研究室で進行しているプロジェクトを説明してもらいました。その後、ラボミーティングで新井先生のAUAの参加報告、その後、ラボのメンバーの実験報告と2時間が過ぎました。その後は、ハーバード大学の本部キャンパスを訪問し終了となりました。
現在、アポトーシスのプロジェクトに取り組んでいる新井先生ですが、ラボのメンバーやボスのBalk先生と良好な関係を築き、研究活動に邁進していることが分かり、安心しました。また、同じセンターには、京都大学の血液腫瘍学から留学し、assistant professor をしている前橋高校出身の小林先生がおられ、お世話になっているようでした。小林先生のもとには群馬大学の第3内科から武井寿史先生が留学されており、当日お会いできました。また、同じハーバード大学の系列のBrigham and Women’s Hospitalで呼吸器外科医として活躍している塚田久嗣先生にもお会いでき、沢山の現地で活躍している日本の先生方と話をする機会を持つことができました。こうした先生方とさらにコミュニケーションを図って、新井先生の留学生活もますます充実してくることを予感しました。
報告:鈴木和浩